日本では月額1,000円くらいで使える「格安SIM」と呼ばれるドコモなどの大手通信会社以外のSIMが普及しつつありますが、ニュージーランドにも数は少ないですが格安SIMが存在します。
これまでニュージーランドで携帯電話を使うときにはVodafoneを使うことが多かったのですが、「Skinny Mobile」という新しい会社が参入したので試しに使ってみました。
Skinny Mobile
Skinny Mobileは、2012年1月にサービスを開始した新しい通信会社。Sparkの通信網を借りてサービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)です。
MVNOとは?
MVNOとは、携帯電話などの無線通信回線設備を自社で開設・運用せずに他社から借り受けて移動体通信サービスを提供する事業者のことです。
何と言っても大手通信会社(Vodafoneなど)と比べて料金が安いのが特徴で、日本でも同様のサービスが「格安SIM」と呼ばれ普及しつつあります。
Skinny Mobileのつながりやすさ
聞いたこともない会社なのでつながりやすさが気になると思います。
Skinny MobileはSparkの通信網を借りているのでつながりやすさはSparkの携帯電話と同じです。他の格安SIMでも通信網を借りている通信会社と同じつながりやすさなので安心して使えます。
市街地は当然として地方や主要な山間部のウォーキングトラックでもつながります。Sparkの携帯電話が利用できる場所は、下記のサイトで確認できます。
Skinny MobileのSIMカードが買える場所
Skinny MobileのSIMカードは、WarehouseやWarehouse Stationeryで購入できます。空港などにサービスカウンターがないので入国後にすぐ購入できないのが残念なところです。
SIMカードの料金は$4で、大手通信会社のSIMカードが$5なので$1安いです。
Skinny MobileのSIMカード
Skinny MobileのSIMカードは、SparkのSIMロック携帯電話かSIMロックフリーの携帯電話でしか使えません。
日本で使っている携帯電話でもSIMロック解除されていれば使えます。私はSIMロック解除したドコモのスマホを使ってみましたが問題なく使えました。
Skinny MobileのSIMカードは、Standard SIM、Micro SIM、Nano SIMの3サイズに対応しています。SIMカードにミシン目がついているので、自分の携帯電話に刺さるSIMカードのサイズでカットします。
アクティベート
携帯電話にSIMカードをセットしたら「456」に電話をかけてアクティベートします。自動音声で勝手にアクティベートされるので話す必要はありません。アクティベートはオンラインでも可能です。
APNの設定
データ通信を行うにはAPNの設定が必要です。設定はAPNに「wapaccess.co.nz」を入力するだけなので非常に簡単です。ユーザ名やパスワードの入力は必要ありません。
MMS, data (internet) settings | Skinny Mobile
SIMカードを購入するときWarehouseやWarehouse Stationeryの店員さんが親切に教えてくれるので、自分で設定するのが不安な人は相談してみてください。
Top up
Top upの方法は、WarehouseなどでVoucherを購入、オンラインで購入、テキストで購入など大手通信会社と変わりありません。スマホならアプリからもTop upできます。
大手通信会社は$10からですが、Skinny Mobileの$5からできるので、帰国前のちょっと足りないときになどに助かります。
Skinny Mobileのアプリ

スマホならSkinny Mobileのアプリが便利です。Top upステータスの確認やTop up、Combo(パックプラン)、アドオンの管理がいつでもできます。
アプリの利用には電話番号と端末確認用のPINナンバーが必要になります。電話番号はパッケージに記載、(確か、アプリに電話番号を入力した直後に)PINナンバーはテキストで送られてきます。
Skinny Mobileのプラン
携帯電話にSIMカードを挿入しTop upが完了すれば携帯電話は使えるようになりますが、テキストしたり、データ通信(ネットサーフィン)をするとガンガン残高が減っていくので、短期間の滞在でもパックプラン(Combo)の購入をお薦めします。
パックプランには月単位と週単位があるので、滞在期間に合わせて選択します。データ通信をほとんど使わない人なら一番小さいプランで十分です。
データ通信を使う人なら月単位ならBig ValueかBig Data、週単位ならWeeklyが値段的にも使いやすいプランだと思います。通話やテキストをほとんどしない人には、Data Weeklyもお薦めです。Weekly+Data Weeklyとかプランは重ねて利用することもできます。
基本的にパックプランは自動更新です。残高が足りないと自動更新されないので、自動更新されたくない場合には残高を少な目にしとく方がいいです。
Monthlyプラン
| プラン名 | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| Starter | 無料通話30分 テキスト無制限(NZ) データ通信100MB | $9 |
| Big Value | Skinny内の無制限無料通話 無料通話100分(NZ、AU、繰り越し有) テキスト無制限(NZ、AU) データ通信500MB(繰り越し有) | $16 |
| Big Data | Skinny内の無制限無料通話 無料通話300分(NZ、AU、繰り越し有) テキスト無制限(NZ、AU) データ通信1024MB(繰り越し有) | $26 |
| Ultimate | 無制限無料通話(NZ、AU) テキスト無制限(NZ、AU) データ通信2560MB(繰り越し有) | $46 |
| Text Unlimited | テキスト無制限(NZ) | $8 |
Weeklyプラン
| プラン名 | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| Weekly | 無料通話60分(NZ) テキスト750通(NZ) データ通信100MB | $5 |
| Data Weekly | データ通信250MB | $5 |
| Loose Lips | 無料通話60分(NZ) テキスト100通(NZ) データ通信60MB | $4 |
| Busy Fingers | 無料通話15分(NZ) テキスト750通(NZ) データ通信60MB | $4 |
Skinny Mobileの使用感
Skinny Mobileを1ヶ月くらい使ってみた実感ですが、電波は街中であれば途切れたことはなく良好、速度も非常に快適でした。
バス移動中に山間部に入ると圏外になることが時々ありましたが、これはSkinny Mobileに限った話ではなく、どのキャリアを使っていてもだいたい回避できません。そういう場所では、バスのWi-Fiも使えなくなります。
気になる点と言えば、クライストチャーチではほとんどLTEにならず、LTE接続できても電波も弱かったことです。まだSparkのLTE普及率がそれほどでもないのか、日本のスマホを使っていたのでバンドが合わなかったからなのか原因はわかりません。
弱い電波をつかみ続けるとバッテリ消費がはげしくなるというのもありますが、どちらかというと地方にいる機会も多かったので、滞在中は3Gのみの設定ですごしていました。
それ以外では、料金の安さ、アプリの便利さもあり、非常に満足できました。
おわりに
日本の格安SIMの状況と比較すると、安いといっても物凄いお得感があるわけではありませんが、回線品質は安定していて問題ないと思うので興味があったら使ってみてください。



コメント
今日(2023/04/16)Queenstown空港構内のPaperplusでskinnyのtravel simを購入しました。電話はつながるのですが、インターネットにつながらないので困っていました。このブログにAPNにwapaccess.co.nzを記入するとの記述があったので、その通りにやってみたら無事接続できました。購入時についていた説明書にはAPNの記述は何もなかった。ちなみに使ったスマホはシャープのaquos sense3です。どうもありがとうございました。